不労所得で月10万円を目指すには?
これまで不労所得に関する記事をご紹介させていただきました。不労所得の種類などはもうご理解いただけたと思います。今回は、実際に月10万円を不労所得として得るとしたら、どんな方法が最適であるのかをご説明させていただきます。
不労所得とは
簡単にいうならば、働かなくとも得られる収入のことです。一般的に働いて得る所得を「勤労所得」と言いますが、それに対して、働かずに得る所得を「不労所得」といいます。その仕組みは、権利収入やビジネスによる収入で資産から収益を生み、一定額の収益を継続的に得るものです。
不労所得に関する記事は、ぜひ下記をご覧ください。
月10万円の収入を得るには
不労所得を得る方法は様々ありますが、月に10万円の報酬を得るには、しっかりリターンが得られる種類を選択していく必要があります。そこでおすすめな投資種類は以下が挙げられます。
- 株式投資
- 投資信託
- FX
- 債券
- 不動産投資
それぞれの特徴やメリット・デメリットに関しては、ぜひこちらの記事をご覧ください。
>不労所得におすすめな投資6選|それぞれのメリット・デメリットを解説!
本記事では、不動産投資をメインにご紹介いたします。
まず、どうして不労所得で不動産投資がおすすめなのかを説明させてください。
不労所得とは、冒頭でもお伝えしたように働かずして得られる所得のことです。安定した収入を得ることを考えていくと、毎月家賃収入が得られる不動産投資が向いているといえるでしょう。なぜなら、人は生きていく上で、住む場所が必要ですし、家賃収入が数日~数ヶ月など短期間で変動することは滅多にないからです。多くの人は数年という期間で契約しますし、その期間は家賃収入が見込めるというわけです。
不動産投資で月10万円を得るためには
月10万円の不労所得ということは、家賃収入で10万円を得ることができれば、可能となります。年間でいえば、120万円以上です。この家賃収入を得るためのシミュレーションをしてみましょう。今回は年間家賃収入を120万円で考えます。
シミュレーションする場合、「利回り」がポイントです。利回りとは、投資金額に対する収益の割合のことを指します。通常、年単位で示されるため「年利」とも呼ばれます。不動産投資の利回りには2種類あり、表面利回り・実質利回りがあります。今回は経費を考慮せず、表面利回りでシミュレーションをしてみます。
この表面利回りは「年間の家賃収入÷物件価格×100」で算出することができます。平均利回りで考え、いくらの物件を購入したら毎月10万円を不労所得として利益を出すことができるかを見ていきましょう。
都内:利回り4%
4%の場合、120万円(年間)得るためには物件価格3,000万円を超えていれば、満室の場合家賃収入が月10万円を超える計算となります。
地方:利回り5%
5%の場合、120万円(年間)得るためには物件価格2,400万円を超えていれば、満室の場合、家賃収入を10万円得ることができます。
中古物件:利回り6%
6%の場合、120万円(年間)得るためには物件価格2,000万円を超えていれば、満室の場合、家賃収入を10万円得ることができます。
不動産投資用の物件を購入するとなると何千万、不動産の種類によっては数億と費用がかかります。そう考えると大金ですし、手が出せないように感じますが、融資という選択を取れば可能です。不動産投資のローンについても事前に把握しておくと始めやすくなります。
月10万円の不労所得を目指す際の注意点
月10万円の不労所得を目指す際、利回りの高い不動産に投資すれば早く目標を達成できる可能性があります。しかし、高利回り=有望な投資先とは限らない点を理解しなければなりません。
リターンが大きいということは、それだけハイリスクといえます。不動産であれば現地調査を行って建物の老朽化や管理状態を確認するなど、利回り以外の要素も確認するようにしましょう。
また、「利回り」を参考にする場合、数値の意味を理解することで、実際の利回りとの違いを事前に把握することができます。本記事でもシミュレーションでは表面利回りで考えました。ですが、実際には経費がかかりますし、それらを考慮した実質利回りとは異なります。
表面利回りだけで考えていると期待していたほどの利益を得られない恐れがありますので、表面上の数字に惑わされないようにしましょう。
さいごに
不労所得を月10万円得るためには、安定した収入が期待できる不動産投資の家賃収入がおすすめです。
しかし、不動産投資では物件を購入したりと、資金が必要となるため、融資を上手く活用しながら行う必要があります。対象の物件で、期待した収益をあげるためには事前にシミュレーションが効果的ですが、利回りの種類があることを把握しておかなければなりません。期待していたほどの利益が得られなかったとならないためにも、利回りついても知っておく必要があります。
とは言っても、初心者の方がいきなり不動産投資を行うには難しいところもあるので、まずは不動産小口化商品から始めるのもいいでしょう。