不労所得は幻想?「やめとけ」?そのリスク4つを解説!

コロナ禍や物価の上昇、老後2000万円問題などで話題に上る様になっている「不労所得」について皆様はどうお考えでしょうか。「働かずにお金がもらえるなんて素晴らしい!」と思う方もいらっしゃると思います。

しかし、こうお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「不労所得ってなんか危なそう」「働かずにお金が稼げるなんておいしい話はない」

加えて、ネット上でも不労所得と検索すると、「やめとけ」とサジェストが出てしまうほど、不労所得にリスクを感じる方が多い様です。

この記事では、本当に不労所得は危険なものなのか、そのリスクについて分析していきたいと思います。

是非最後までお付き合いいただけると幸いです。

不労所得は「やめとけ」?働かずにお金を稼ぐのは不可能なのか?

不労所得とは、一体なんなのか。

結論から申し上げますが、不労所得は幻想ではなく、実際に誰もが手にすることができるものです。

しかし、不労所得を手に入れるには、さまざまなリスクがあり、投資などに関する知識が必要になってくるのです。

そのため、「不労」と書いて働かずにお金を稼ぐという意味合いで使われていますが、勉強や運用には少なからず時間も費用もかかってしまうのが現実です。

そして、不労所得を作り出す手段は主に投資となるので、投資のリスクをそのまま負うことになります。

これらの手間やリスクなどから不労所得は「やめとけ」と言われていると考えられます。

結論:不労所得は目指すべきもの

冒頭でもお話し致しましたが、現代社会はもはや会社の終身雇用もなくなりつつある不安定な状態です。そのため、会社に頼らずに、そして複数の収入源を持つことは将来の安定のために大きな助けとなってくれることでしょう。

つまり、不労所得は敬遠するものではなく、反対に積極的に取り入れていくべきものだと言えるのです。

不労所得のリスク4選

ここまで読んでいただいた方は、不労所得に興味を持っていただけたかと思います。

それではここからは、実際に不労所得を目指す上でのリスクを解説していきます。

資産が減る・失う

まず、投資を不労所得を生み出す上で避けては通ることができないことが、資産を失うリスクです。

基本的に、投資には元本補償はありません。そのため、せっかく増やそうと投資したお金が減ってしまうことも起こりうることです。おそらく、不労所得を危険視する方はこの投資リスクを大きく考えている方が多いのではないでしょうか。

「せっかく貯めたお金を失ってしまうリスクがあるのなら、銀行に預けておいた方が安心だ!」

上記の様に考えてしまっては、投資には挑戦することができません。

しかし、銀行に預けるよりも、そのお金を投資に回すことができれば、何倍にも増やせる可能性を生み出すことができるのです。

この場合で大事なことは、全てのお金を投資に使ってしまわないことです。最悪の場合失ってしまっても生活に支障が出ない、投資に使うお金を確保すること。これが資産を失ってしまうリスクを少しでも軽くする方法だと考えます。

投資するお金は大きければ大きいほどそのリターンも大きくなりますが、そのために全てのお金を失ってしまっては意味がありません。自分の資産から投資に使うことができるお金を計算し、運用することがリスク回避につながります。

長期投資を必要とする

次に、長期投資によるリスクです。

不労所得では、第二の収入源として、毎月安定して幾らかのお金を収入として得ていくことが望ましいため、長期投資が適切です。

しかし、長期投資を行うということは長期間動かせないお金を抱えることになることになります。また、短期投資と比べ、一度の利益は少ないためすぐに利益を生み出すことができないことに不安を抱くかもしれません。

ですが、長期投資は株式やFXのような短期投資に比べ、元本割れのリスクを抑えることができます。そして、安定的に着実に資産を増やすことに長けています。

この様に、一見デメリットに見える長期投資ですが、不労所得においては適した投資方法となっているのです。

初期投資額が高額

次に、初期投資額が高額になってしまうリスクです。

これは、主に不動産投資について言えることです。不動産投資では、初めに投資用の物件を購入する必要があります。そのため、その費用は数百万〜数千万円になってしまいます。

また、不労所得での生活を目指す場合にもその投資資産は数千万円を必要とするため、決して安くはありません。

「数千万円なんて投資用に用意できない!」

そんな方には、不動産が小口化された投資商品である不動産クラウドファンディングがおすすめです。不動産クラウドファンディングでは、通常一人で購入する不動産を不特定多数と共同で購入するクラウドファンディングにより、1口1~100万円で分配金を得る権利を購入することができます。

投資詐欺

そして最後に、投資詐欺に遭ってしまうリスクです。こちらも投資を手段として選ぶ以上、負ってしまうリスク。

投資詐欺の例として、不動産営業マンに勧められたまま物件を購入してしまう。その後、購入時に提示された利益には程遠く、手間も時間もとられる一方。そして、老後の資産となると言われて購入した物件はローン返済後にはボロボロの価値がつけられない物件となっている…これは典型的な不動産投資の失敗例です。

このような投資詐欺を回避するためには、自分で投資の勉強をし情報を得る必要があります。

本当に儲かる投資は簡単に自分の方から転がってこないということ、これは投資をする上で絶対に覚えておきたいことです。

自分で知識を得て、どれが優良投資なのか自ら判断することは難しいことです。そのため、甘い言葉に乗せられ騙されてしまう人が後を絶ちません。

投資をより安全にするために、自分の資産を守る知識をつけましょう。

リスクを回避するためにやるべきこと

正しい知識・情報の収集

不労所得を得る一番の近道は、投資をすることです。そして、その投資にはさまざまなリスクが存在します。そのリスクを少しでも軽減するためには、正しい情報や知識を身に付けることが大切です。不労所得を作るためにせっかく貯めた資金を失わないため、自分の資産を自分で守る力をつけましょう。

長期投資

短期投資では、資産の増減リスクが高く、安定的に資産を増やすことは難しくなります。そのため、長期間の投資である長期投資を行う必要があります。

長い期間をかけて安定的に資産を増やし続けることで、さらに投資できる資産が増えるという正のループを作り出しましょう。

分散投資

投資のリスクを軽減するために、最も有効なことはこの分散投資です。

一つの投資に資産を集中させてしまうと、その投資で失敗した場合に大きく損をしてしまうことになります。しかし、複数の投資先を持っていれば、一つで損を出してしまっても、他の投資でカバーすることが可能です。

まとめ

いかがでしょうか。

この様に不労所得は、誰もが目指すことのできる収入源であり、現在の社会情勢を鑑みればこの先必要となるものであると言えます。

また、不労所得に伴うリスクも知識や選択、行動により軽減することがお分かりいただけたと思います。

将来に不安を抱える方は是非不労所得を作ることも考えてみてはいかがでしょうか。