不労所得におすすめな投資6選|それぞれのメリット・デメリットを解説!

不労所得とは一体何なのか?どんな投資方法があるのか?気になりますよね。不安が多い方も中にはいらっしゃるかと思いますが、投資方法を間違わなければ誰しも不労所得は得られます。今回は不労所得におすすめの投資6選をご紹介します。それぞれメリット・デメリットを解説させていただきますので、ぜひご自身にあった投資を見つけてみてください。

不労所得とは?

会社員の給料は労働の成果や時間に対して支払われますが、それに対し労働せずに収入を得ることを「不労所得」といいます。つまり、働かずして資産から収入が生み出されるわけです。

労働に対して支払われ、収入を得ることが一般的ですから、不労所得と聞くと少し怪しいという印象をお持ちの方がいることは否定できません。しかし、不労所得の仕組みはというと権利収入やビジネスによる収入で資産から収益を生み、一定額の収益を継続的に得るものです。そう考えると可能性があるように感じませんか?

ちなみに不労所得にはタイプがあり、不動産投資の家賃収入や株式の配当金などいわゆる投資から得るものとYouTubeやアフィリエイトなど事業やビジネスによる収入を得るタイプがあります。今回は「投資」に着目していきましょう。

不労所得を得られる投資

お金にお金を生んでもらう仕組みであれば、「投資」をイメージする方も多いのではないでしょうか。

  • 不動産投資
  • 不動産クラウドファンディング
  • 投資信託
  • 株式投資
  • FX
  • 債券

不労所得におすすめな投資はこの6つです。それぞれの特徴をご紹介させていただきます。

不動産投資

不動産投資とは、マンションやアパートを購入し、入居者付けをした後「家賃収入」を得て利益とする投資です。つまり、不動産投資とは「大家になる」ことです。「家賃収入」のほかに、購入した不動産を購入したときよりも高く売ることで「売却益」を得ることもあります。この場合、マンションやアパートなどの建物に限らず、土地や戸建も対象です。主な収入源はこの「家賃収入」と「売却益」となり、不労所得はこの2つが該当します。

「家賃収入」は比較的景気に左右されにくく、毎月利回りに応じた額が入ってくるので、安定した収入を得ることができます。一方「売却益」は、資産価値に影響されるものの、高い収益を期待できます。購入してから売却するまでの間、不動産を貸し出していれば、家賃収入と両方を得ることができます。このように、不動産投資とは、不動産を保有している間も売却したときでも利益が得られる可能性がある投資です。

メリットデメリット
相続対策になるまとまった資金が必要
節税効果がある不動産ならではのリスクがある
生命保険の代わりになる流動性が低い

同額の現金を相続するよりも相続税を低く抑えることができたり、不動産の購入時や維持費などを経費として計上することができるため、節税効果もあります。不動産投資ローンが残っている場合に、ローンの契約者が亡くなったり、生活に支障が出た場合に、「団体信用保険」が下りるため、残っているローンが免除となります。しかし、毎月一定の家賃収入が手に入ります。また、不動産を売却することもできるため、生命保険の代わりにもなる投資だと言われています。

メリットの多い不動産投資ですが、デメリットもあります。不動産投資は不動産を購入する必要があります。融資を受けることができますが、まとまった資金が必要となります。空室や家賃滞納のリスクなど、不動産ならではのリスクが存在します。不動産投資は「家賃収入」を得ることができますが、空室の場合は収入がない状態になります。他の投資商品と比べて流動性が低い点もデメリットとして挙げられます。なぜなら、売却したいタイミングですぐに売却先が見つかるわけではありません。数週間~数か月を見込んで、早めの行動することが必要です。

不動産クラウドファンディング

不動産特定共同事業法に基づき、インターネットを通じて多くの投資家から資金を集め、不動産を取得・運用する仕組みであり、その運用益を投資家に「分配金」として還元します。この「分配金」が不労所得に該当します。

地域の活性化を目的とした事業であり、国からも推奨されている事業です。円滑に不動産取引を行うために、また投資家を保護するために不動産特定共同事業法が制定されました。そのため、国もしくは各都道府県の許可または登録を行った事業者のみが参入できます。東証に上場している企業もありますし、投資の不安を軽減してくれる要素であると言えます。

不動産クラウドファンディングは、少額からできることが特徴です。一口1万円から投資が行えるファンドもあり、初心者の方におすすめの投資です。また、運用や不動産の管理は全て事業者が行うため、投資家は出資した後は、分配されるまでほったらかしで大丈夫です。労力をかけずに、資産から収入を生むことができるため、正しく不労所得と言えるでしょう。

不動産クラウドファンディングの利回りは平均3~8%ですので、安定した収益を得ることが可能です。

メリットデメリット
手間がかからない出資金の元本割れのリスクがある
少額から投資ができる倍率が高く、必ず投資ができるわけではない
初心者でも安心できる流動性が低い

不動産クラウドファンディングのメリットは何と言っても手間がかからず、少額から投資ができて、初心者でも安心できるという点ではないでしょうか。すでに投資を行っている方は分散投資に、これから投資を行う方はまずは不動産クラウドファンディングから始めるのがおすすめです。

しかし、投資ですからデメリットはあります。確認していきましょう。

まずは出資金の元本割れのリスクがあるということです。元本の保証は禁止されているため、万が一運用時に損失があった場合、出資した元本よりも少なくなってしまう場合があります。しかし、このリスクに備えた仕組みがあります。それは「優先劣後出資」や「マスターリース契約」です。とは言え、絶対安心と言えるわけではないので、デメリットと言えるでしょう。不動産クラウドファンディングは参入事業者も増えてきているため、人気を集めています。人気のファンドは募集開始後即完売。なんてこともあります。トモタクも開始3分で完売してしまうほどです。その場合、出資したくても行えない場合があり、投資計画通りに進まないかもしれません。不動産投資同様、流動性が低い点があります。運用期間は数か月~数年のものがほとんどです。基本的に途中解約ができないため、流動性はよくありません。

とはいえ、リスクも比較的少なく、安定した収入が見込めますから不労所得にはぴったりの投資です。

投資信託

投資信託とは、投資家から集めた資金を大きな一つの資金としてまとめ、運用のプロが株式や債券などに投資・運用する商品のことです。そして、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みです。この「分配金」が不労所得です。

投資信託の投資先は主に2種類です。ひとつは「公社債投資信託」という、公社債だけで運用する投資信託。もうひとつは「株式投資信託」で、株式も組み込んで運用するものです。商品のタイプも分けることができます。「オープン型」と「ユニット型」があり、「オープン型」は購入時期、換金時期、信託期間のいずれも定められていません。それに対し「ユニット型」は購入時期、換金時期、信託期間がすべて定められています。投資信託の一つに不動産投資信託があります。日本で証券取引所に上場されているものはJ-REIT(ジェイリート)と呼ばれています。投資信託、債券、株式の特色を併せ持った商品です。

メリットデメリット
少額から購入できる価格変動のリスクがある
運用は専門家に任せることができるコストがかかる
分散投資ができる元本の保証がない

どの銘柄を選ぶべきなのか、経験があっても難しいものです。その点、投資信託は運用は専門家に任せることができます。とても頼もしいですし、ハードルが低くなります。投資信託は、日本だけでなく外国の銘柄も多くあるため投資先を銘柄・地域ともに広く分散することができます。リスクを軽減するために、分散投資を行えることはメリットであると言えます。

デメリットは価格の変動があることやコストがかかることなどが挙げられます。価格の変動リスクは国内及び海外の政治や経済情勢、企業の業績などの影響を受けるためです。投資信託の運用には複数の機関が関わるため、いくつかの手数料を負担しなければいけません。

株式投資

株式投資とは、企業が発行した「株式」を購入し、その対価として配当や株主優待を受け取る権利などを得ることができます。不労所得ではこの「配当」を指します。企業が事業を拡大したり新規サービスを提供するための資金調達手段として、株式を発行し、お投資家から出資を募る仕組みです。人々が企業の成長に期待し、出資をするものですので、企業は返済の義務はありません。その代わりに、投資家である株主は、出資額に応じたさまざまな権利が得られるようになります。主に、「売買差益」や「配当金」、「株主優待」、「株主総会での議決権」などです。

メリットデメリット
値上がり益を得られる価格変動リスクがある
株主優待を受けることができる値動きをチェックする必要がある

値上がり益はキャピタルゲインと呼ばれ「株を安く購入して高値で売却する」ことによって生じる利益です。企業の業績が上がると、それに合わせて株価も上がります。株の価格は常に変動しているため、価格が上昇する可能性もあれば、反対に価格が下落する可能性もあります。価格における変動の波を見極め、購入時より価格が高いときに売却することで、その差額によってより多くの利益を得ることができます。この見極めが重要のため、日々値動きをチェックする必要があります。機会を失わないためには、投資の時間を確保しなければなりません。

FX

FXとは英語の「Foreign Exchange」を略したもので、外国為替保証金取引、外国為替証拠金取引とも同じ意味を指します。最大の特徴は少ない資金から最大25倍まで取引できることです。これを「レバレッジ効果」と言います。資金効率がよいことが特徴です。FXは金融商品取引法に守られた金融商品であり、金融庁による厳しい審査を通過し登録を受けた業者でなければサービスを提供することはできません。FXで得られる利益は2種類あり、「為替差益」と「スワップ収益」です。

メリットデメリット
高いリターンを得ることができる短時間に大きな損失が出るリスクがある
取引時間が長い先読みすることが難しい
取引コストが低い専門的な知識が必要

FXは平日ほぼ24時間取引することができます。早朝も深夜でも相場が動いているので、自身に合わせて投資に充てる時間を確保することができます。また、取引にかかる手数料は基本的に無料のため、取引コストが低いと言えます。国内で政治や経済に関わる大きな動きがあった時には急変動の可能性が高まります。価格変動要因は非常に複雑です。世界各国の市場も含め、ありとあらゆる事象が為替市場には関係し、値動きを読むのが難しいという特徴があります。FXに関しては、何も知らずに始めるのは危険です。取引一つにしても、専門的な知識が必要になります。始める前にしっかり知識や情報を身につけていきましょう。

債券

債券は、国や地方公共団体、企業などが一般の投資家から借り入れを行う目的で発行される有価証券です。投資家は、債券の購入を通じて、資金を提供します。その見返りとして、満期までの期間、決められた「利子」の支払いを行うという仕組みです。満期時には、発行体が破綻しない限り、債券の額面金額が払い戻されます。投資家は最終的に当初投資した債券の額面金額と「利子」の両方を得ることができます。不労所得では、この「利子」を指します。

メリットデメリット
銀行の預金よりも高金利価格変動のリスクがある
低リスクで手軽にできる流動性が低い

銀行の定期預金と比べて債券の方が高金利に設定されています。預金は0.01%ですが、債券は0.05%です。また社債であれば国債よりも更に高い金利に設定されていることが多く、一定のリスクは伴うものの低リスクで銀行預金に比べて、大きなリターンが期待できます。一旦保有する債券を決めてしまえば、「保有するだけ」で利息を受け取ることができます。低リスクで気軽にできる点は魅力的ですね。一方デメリットはというと、価格変動のリスクがあることです。市場で取引可能な債券は、日々価格が変動しており、特に市場金利の影響を強く受けます。基本的に満期まで、保有するものなので流動性が低いと言えます。

時間がない方におすすめ

  • 不動産クラウドファンディング
  • 投資信託
  • 債券

時間がない方におすすめなのは、ほったらかしでOKな投資です。運用はプロに任せることができる不動産クラウドファンディングや投資信託、債券が始めやすいと思います。

高い収益を期待する方におすすめ

  • 株式投資
  • FX

知識や投資に費やす時間が必要ですが、高い収益を期待できるのが株式投資とFXです。

安定した収入を期待する方におすすめ

  • 不動産投資

家賃収入は入居者がいれば、長期的に得ることができるため、安定した収入を期待する方は不動産投資がおすすめです。

さいごに

ここまで「不労所得におすすめの投資7選」をご紹介させていただきました。それぞれのメリット・デメリットはいかがでしたでしょうか。もしあなたが現在働いているのなら、なるべく時間や労力をかけずに始めたいですよね?逆に投資に時間をかけられる方であれば、より高いリターンを期待します。このように、自身のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で行うことが大切です。投資を始めるタイミングはできるだけ早い方がいいので、余裕資金と相談しながら、少額でも良いので始めることをおすすめします。