税金の徴収に歯止めがかからない・・・いま話題の『貯蓄税』とはどのような税金なのか?

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世界一、高齢化社会の日本。65歳以上の全人口に占める割合は拾に28.4%(2019年人口統計)に上ります。

人口ピラミッドの構成を見ても、今後さらに高齢者の割合は大きくなり税収による国の財源確保がますます難しくなってきます。

そのような状況の中で、国は新たな方法で財源確保を目論んでおり、現在噂されているのが『貯蓄税』と『死亡消費税』です。

後者については、学者の持論を中心とした噂にすぎないので、まだまだ現実的ではなさそうですが、『貯蓄税』については政府でも色々と意見交換がされているようで、現実的な徴収方法なのではないかと思っています。

貯蓄税とは

貯蓄税とはそもそもどのような税収なのでしょうか。整理してみます。

発端はマイナンバー制度

2015年のマイナンバー改正法によって、国民一人ひとりに番号が付与されました。この法案は主に個人情報保護法と番号利用法への改正を実施するものですが、その中の番号利用法の改正項目に、「預貯金口座へのマイナンバーの付番」が掲げられているのです。

これは個人の銀行口座をマイナンバーと紐付けることで、その人の財産、納税状況について調査しようという目論見があります。

これにより、本人の納税状況を簡単に管理することが可能になるのです。

マイナンバーと貯蓄税の関係

当然、マイナンバーと銀行口座が紐付けられれば、その本人が、どこにいくら預金があるのかを瞬時に把握することが可能になります。

それにより、貯蓄額に応じて一定の割合で税金が徴収される仕組みが貯蓄税になります。

以前、似たような制度が存在した

貯蓄税について、初めて聞く方も多いと思います。しかし、実は昔、同じ様な税収制度が存在していました。

昭和25年に個人の資産が500万円超の人に対して、0.5%~3%の累進課税が適用されていました。これを『富裕税』といいます。

結局、『富裕税』は当時、財産状況の把握が困難だということで、わずか3年で廃止されました。。。

これを現在に置き換えると制度を維持するのは決して難しいことではありません。とても現実的な制度ではないかと思っています。

タンス預金をすれば問題ない!?

『富裕税』が廃止された最大の理由が、一人ひとりの財産状況の把握が困難だったのは言うまでもありません。

当時は、デジタルで管理することもなく、紙ベースの管理台帳などを使って一人ひとりの状況を把握していたことが想像できます。この方法だと、いくらでも財産を隠し持つことは可能です。

しかし、現在ではマイナンバーで口座を紐付け、デジタルで統合管理することが可能なため、調べようと思えば、簡単に調べることができるでしょう。

タンス預金については、どこかでお金の流れが消えてしまうのでマイナンバーとの紐付けが全て完了すれば、ある程度の特定は可能です。

また、盗難の被害に遭うといったリスクもありますが、それは本題から外れてしまうので割愛します。

貯蓄税導入の弊害とは

マイナンバーを導入して口座を管理したとしても、現金(タンス預金)で資産を持つようになる人が増えることは簡単に予想できます。

これでは、税が公平かつ正確に徴収できないため、どうしても公平性に欠けてしまいます。昭和28年に『富裕税』が廃止さた時も、管理面がうまくいかなかったのが問題でした。

やはり、税を正確に公平に徴収するためには、確実に管理する仕組みが必要なのです。

デジタル通貨が全てを課題を解決する

貯蓄税が導入されれば、タンス預金に切り替える人が増えるでしょう。しかしそれでは、銀行の信用問題に関わってきます。

これらの問題を解決する手段として、私は『デジタル通貨』がとても有効だと考えています。

現在のお金をデジタル通貨に切り替えることで、タンス預金はなくなり、個人の資産状況を把握できるようになり、税金も確実に徴収できるようになります。

実際に、デジタル通貨の導入は検討されていますし、近い将来確実に導入されるでしょう。

デジタル通貨の導入後に貯蓄税の導入が実施される?

『貯蓄税』の導入を”確実に”実施するために、

  1. まず、紙幣や貨幣を『デジタル通貨』に全て切り替えて、
  2. 次に『貯蓄税』を導入する。

この流れが最も確実で合理的です。

紙幣や貨幣の代わりにデジタル通貨が流通し、貯蓄額に応じて税が徴収される仕組みが採用された場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

貯蓄税のメリット・デメリット

従来の直接税・間接税に加えて、貯蓄税が採用された場合のメリット・デメリットについて少し考えてみたいと思います。

メリット

国や経済にとっては様々なメリットが生まれます。

  • 経済活動の活性化により景気がよくなる
  • 税の徴収が公平になる(貯蓄額に対して一定の割合)
  • 投資活動の活性化

デメリット

貯蓄税の導入はメリットばかりではありません。人によってはデメリットと感じる場合も多くあります。

  • 今までにない税金が徴収される
  • 海外への移住者が増える
  • 情報格差による貧富の差が拡大する

このような事が考えられます。

貯蓄税については、実際にメリット・デメリット様々あります。多くのメディアやネットニュースでは、デメリットが反対派によって拡声器のように叫ばれていますが、それは物後と断片的にしか見ていないと言わざるを得ません。

貯蓄から投資へのマインドセット

当然、私の意見もポディショントークだと言われるかもしれませんが、一定の金額以外の貯蓄はあまり意味のあるものだとは思いません。

それよりも、キャッシュ・フローやそれに繋がるものをたくさん作ることが重要なのではないでしょうか。

月並みで恐縮ですが、「貯蓄から投資」へのマインドセットを推奨します。

以前の時代であれば、一つの会社に勤め、年功序列で昇給し、マイホームを購入し、定年退職時には退職金をガッポリもらう、そして年金を貰いながら余生をのんびり過ごす。

これが絵に書いたようなライフプランでした。しかしこれは、定まったルールの中で生きる、いわば思考停止状態のライフスタイルです。

今の時代、このような思考停止状態では、とても生き抜けていけません。

少額からでも、投資活動をスタートしながらキャッシュ・フローを上手に形成していく必要があるのです。

来るべき将来に備えた、あなたの行動のキッカケになれば幸いです。

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