「不動産投資とは」情報収集はまずここから始める

不動産投資を勉強するとはいっても、何で勉強すればいいのでしょうか。

いざ不動産投資を始めようにも「何から始めたらいいか分からない」という人は非常に多いと思います。不動産投資を始めるにあたっては、様々な知識の習得や関係法令の理解度を深める必要がありますので、不動産投資を始める前にするべきことはとても多いのです。

そんな不動産投資の初心者にとっての指針となるような、不動産投資初心者が最初にするべきこと5つを用意いたしました。

ザ・キホン、不動産投資の書籍

最初に、不動産投資関連の書籍を読むことをおすすめします。書店のコーナーを訪れたことがある方はお分かりいただけると思いますが、不動産関連といっても、内容は非常に多岐に渡ります。

挫折が一番の強敵、とにかくカンタンなものを

「さあ!不動産投資の勉強をするぞ!」と意気込むあまり、分厚い難しいものを選びたいところですが、最初は図解やイラストが多くあるような、あきらかに初心者向けの簡単な内容のものからスタートするのがおすすめです。
ゴールとしては、「不動産投資とは」という内容で30分くらい友達に概要を話し続けられる、ということでしょうか。

不動産投資は実際難しいので、一冊本を読んだ程度では到底理解しつくせません。
1冊目は、モチベーションが切れないうちにさらっと一周読み終わるような書籍がベストです。

不動産投資に関して、他の投資と比較してのメリットやデメリット、ローン組み、その他リスクなど、最重要事項をなんとなくでも理解し、不動産投資とはこんなものだ、と簡単に話せるようになってください。

本の浮気は大賛成、不動産投資とは多角的に学習が必要なもの

もし、あなたがこれから不動産投資を始めようと考えているのであれば、目についた書籍を手あたり次第購入して読んでみるのもありだと思います。

著名な不動産投資インフルエンサーによると、不動産投資を始める際に一年くらいは学習機関に費やし、30冊以上の本を読んで不動産投資に関する知識を吸収したそうです。

それほど、不動産に関する情報はとても複雑で様々な情報が深く入り組んでいます。
それこそ、「不動産投資とは」と投資家に質問したら全員答えはちがうでしょう。

最初は点で学習することになりますが、点の学習と同時に面で学んでいくような習慣をつけると知識がより深まります。
その点の結び付け方にたしかな考えが存在していれば、それがあなたの不動産投資家としてのノウハウです。

書籍は読破しなくてもいい、何か学びがあればOKマインド

この点については書籍を活用した学習方法において、よく誤解されています。

書籍は全ページ読む必要はないということです。

見出しや中身をペラペラとめくって、新しい知識を吸収できたり、あなたの課題が解決できれば、それだけで十分に元は取れています。問題なのは、全部読み切ることを目的としてしまい、結果的に内容が全く頭に残っていないという状況なのです。

身も蓋もないことを言いますが、どんな本でも最初から最後まで読んだとして、内容を全て覚えていることなど不可能ではないでしょうか。書籍学習とは、読破が目的ではありません。

ブログがオススメ、インターネット情報取集

次に、インターネットを通じて情報を収集してみましょう。

一言でインターネットとはいっても、情報自体が膨大すぎます。そこで特にオススメするのが不動産投資家の個人ブログです。

その理由は、情報の透明性が期待できる点、発信されている情報に偏りがない点と、投資家目線での赤裸々な情報やアドバイスを発信しているケースが多いからです。

不動産会社のブログを否定するつもりは一切ありませんが、その会社や事業にとってネガティブな情報は避ける傾向にあります。ライターが公平な視点を意識していても、やはり心のどこかでブレーキがかかってしまうのは致し方ありません。

「不動産投資 ブログ おすすめ」で検索

特定のサイトを紹介することは控えます。まずは「不動産投資 ブログ おすすめ」と検索してみて下さい。

そうすると「おすすめブログ○○選」といった内容のコンテンツが表示されていると思います。まずは、上位5サイトをチェックして、紹介されているブログを見てみましょう。多くアクセスされているということは多くの人がみている証拠です。

ブロガーによって、得意不得意な分野は様々です。自分が必要とする情報が網羅されているかを確認しながら、いくつかのブログをブックマークしておきましょう。

不動産投資に関するブログを俯瞰的にチェックしたい場合は『ブログランキングサイト』がおすすめです。ぜひチェックしてみて下さい。

ポータルサイトを覗いて物件をみてみる

いやいや、実際に物件を検討する段階ではないよ、という方も多いかと思います。
そうかもしれませんが、「投資するとしたら」の視点でのケーススタディが習熟度の確認になります。

不動産投資に関するポータルサイトでは、次の3つがおすすめです。

  1. 健美家
  2. 楽待
  3. LIFFUL HOME’S

健美家(https://www.kenbiya.com/)は不動産投資と収益物件の情報サイトです。収益物件の情報やセミナー情報、不動産投資コラム・ニュース、不動産投資ブログなど情報も充実していますまた、会員登録すること定期的にメルマガを受け取ることができます。

楽待は、収益不動産の情報が非常に充実しているサイトですが、元々は不動産会社と投資家のマッチングに強みがあったサイトです。そのため、検索機能としても充実しているが、マッチング機能を重点的に利用する人が多いのが特徴です。

不動産投資におけるポータルでは、まずはこの2つを押さえておくようにしましょう。

さらに、LIFFUL HOME’Sが提供している見える賃貸経営(https://toushi.homes.co.jp/owner/)は賃貸需要をヒートマップで可視化することができるようになっています。

不動産投資をする投資家の多くが上記のポータルを利用しています。
まずはそこに仲間入りはいかがでしょうか。

YouTubeを活用した新たな情報収集方法

最近では、YouTubeを通じて積極的に情報発信している個人投資家も増えています。
動画はとにかくわかりやすい、それにつきます。

しかも、大量の情報を短時間でインプットできます。1分間の映像には、文字情報に換算して180万文字分の情報伝達量があると言われています。180万文字とは、webページ3,600ページ分だと言われていますので、情報量は圧倒的な違いがあるのです。

例えば、YouTubeの検索窓から「不動産投資」と検索してみましょう。すると、個人投資家や不動産投資家のチャンネルが上位表示されてきます。個人投資家によるYouTubeは、バイアスが一切かかっていない情報が多く、不動産投資初心者にとっては、良質な投資の判断材料の一つになることは間違いありません。

先輩大家さんからの情報収集

これまでは、書籍やインターネットを通じた情報取集についてご紹介してきましたが、可能であれば大家を営んでいる先輩投資家からアドバイスや情報を得る機会を作るようにしましょう。

先輩大家のアドバイスは金言です

やはり、実際に不動産投資を行っている身近な人のアドバイスはとても価値の高い金言です。成功事例や失敗事例を通じて蓄積された情報や不動産投資のノウハウは机上では得ることができない貴重な情報なのです。

なかなか、そのような機会を設けてもらうのは難しいかもしれませんが、チャンスがあればぜひ話を聞いてみましょう。

最近では、SNS上で投資家の方々とコミュニケーションがとれるので、質問をしたり、気になる投稿に反応してみたり、というのも可能ですね。

不動産投資セミナーは有料のものに参加しよう

身近なところにアドバイスをいただけるような先輩投資家がいない場合は、不動産投資セミナーに参加してみるのも一つの手です。ただし、一点注意が必要です。

それは『無料のセミナーには行ってはいけない』ということです。電話のリストに入るのがオチです。

無料のセミナーの場合は、不動産会社が運営しているものが多く、最終的には不動産の購入に繋げるためのデータ集めであることが大半です。さらに、自社の商品の販売に不利になるような情報や知識は公開しないことが多く、得られる情報に偏りが生じてしまうでしょう。

有料のセミナーについては、有益な情報を提供する対価としてお金を頂くスタンスであることが多いため、様々な視点からの情報を提供してくれます。

さらに、個別のアドバイスも受け付けてくれたり、場合によっては、その後のオフ会に参加出来たりと、不動産投資家のネットワークを構築できたりします。

情報収集の巧者になり情報の格差を埋める努力しよう

ここまで、不動産投資初心者がまず最初にするべきことをいくつか紹介させていただきました。

不動産投資の実務では初心者には難しい、専門的な用語や知識を基にしたコミュニケーションが必要になってきます。

物件情報一つとっても情報や知識が薄いことで、正しい判断ができず”つかまされる”ような事態に陥ることもあります。情報の格差が広いほど、コミュニケーションも上手くとれませんし、正確な判断が難しくなります。

そのためにも、不動産投資の初心者の方はこれまでお伝えした方法を中心にして、知識や情報を増やしていただきたいと考えています。

まとめ

「不動産投資とは」を語れるようになるまでには、

◇1.書籍:とにかくカンタンなものを一周して流れをつかむ

◇2.インターネット:ブログ、ポータル、YouTubeを使い分ける

◇3.先輩大家さんに学ぶ:独学は厳しい、やはり先輩の教えは金言

新大家も、不動産投資の初心者であるみなさまにとってエッセンシャルな情報を選び抜いて提供いたします。たまにはお立ち寄りください。