物件管理は専門の管理会社に任せよう
物件管理をご自身でされている大家さんも多くいらっしゃると思います。
しかし、今後一定の規模(複数棟の運営など)での経営を目指している大家の皆さまは、最初から管理会社に管理業務を任せることをお勧めします。
実際、私たちも「自主管理だと経営がうまくいかない」といった相談を受ける機会が多くあります。
賃貸管理業務は多忙である
今一度、賃貸管理業務の内容について確認しておきましょう。
- 建物の管理(共用部の清掃、残置物の確認撤去、インフラの確認など)
- 賃貸契約業務
- 家賃の徴収
- 家賃の督促
- 退去立会い
- 敷金の精算
- 業者手配(ハウスクリーニング、リフォーム、リノベーション、各種点検)
- 入居者からの問い合わせ対応
- 近隣トラブル対応
- その他業務
建物、部屋、入居者、近隣にまつわる業務など様々あります。
また、これらの業務は基本的に受け身であることが多く、自身のペースで仕事をすることができません。
これでは、肉体的、精神的にも疲弊してしまい、本来の投資家としての仕事に時間を割くことができなくなってしまいます。
1個の電球交換に往復一時間をかける投資家
「共用部の電球が切れたから取り替えて欲しい」
こんな問い合わせがあった際、スピーディな対応をすることが求められます。
当然、共用部の電球が切れた状態で放置していると、見栄えも悪く、入居者に不便をかけてしまいます。
このような状況で、電球を確認し、ホームセンターなどで購入、現地に赴き設置する。
往復で一時間以上かけることを皆さまはどのようにお考えでしょうか。
いくら管理している物件とはいえ、費用対効果の悪い仕事であると言わざるを得ません。
様々なライフスタイルの入居者を相手にする
入居者の中には、様々な世代、ライフスタイルの人がいます。
- 夜になると騒がしくなる
- ゴミ出しのルールを守らない
- 自転車を放置している
当然、近隣トラブル、苦情が来るリスクも高まります。
こういった対応に24時間、緊張感を持って対応することはできません。
精神的、肉体的なストレスがたまってしまいます。
物件の自主管理は非効率である
これまでお伝えしてきた通り、全ての業務を自主管理することは、とても非効率であると同時に、精神的、肉体的な負荷がかかります。
これでは、本来の投資家としての仕事が疎かになってしまい、生産性の高い効率的な業務ができません。
アウトソーシングできる部分は、積極的に行い生産性を高める仕事に注力していただきたいところです。
なぜ投資家になったのかを改めて考えてみよう
最後になりますが、大家の皆さまには改めて、「なぜ投資家になったのか?」を考えていただきたいと思います。
建物を管理するため、入居者からの苦情を受けるため、電球を交換するために投資家になったわけではないはずです。
お手元の資産を効率よく運用するための手段として、不動産投資を選択されたのではないでしょうか。
投資家の皆さまには、賃貸管理業者を上手に活用していただき、不動産投資をより効率的に行っていただきたいと心から願っております。