【人生設計を会社に委ねない】サラリーマンの投資スタンスは変化する

目まぐるしいスピードで時代の流れが変化している中、私たち一般投資家のスタンスも後を追うように変化を遂げています。

皮肉にも新型コロナウイルスのパンデミックは、日進月歩で進んでいた生活様式の変化を一新させてしまいました。まさに、潮目だったといえます。

生活様式が変われば、私たちのお金に関する考え方も変わります。

なぜなら、働き方そのものが大きく変化するからです。

働き方に関する詳細については、この場では割愛しますが、お金に対する向き合い方についてはしっかりと考えていかなければなりません。

安定と不安定は表裏一体

何はともあれ、まずはここです。

2000年初頭くらいまででしょうか、正社員として”それなりの企業”に就職すれば”人生安牌”という考え方は。

状況が一変した2-30年

失われた30年という言葉がありますが、私たちはこの30年間の間に、様々なことが変化しているにも関わらず、自分自身を変えることが出来ませんでした。

それが、今の日本の現状につながっています。

確かに以前は、大学を卒業して、就職し、紆余曲折ありながらも定年退職まで勤続する。その過程で、賃金は右肩上がりに上昇し、ボーナス、退職金も満額受給できました。

就職した時点で、自分の意思で辞めさえしなければ、ゴールまでの道筋が見えていただのです。そして退職後も年金が受給され、”悠々自適な”生活を送ることができました。

そのために重要なことが「コツコツ貯金をする」ことでした。貯金をすれば、しっかりと利息がつき、複利的にお金が増えていく仕組みがあったのです。

日本人が他国と比べて、金融リテラシーが低いのは、預金金利がしっかりしていたので、一般人は、投資商品に対して目を向ける必要がなかったことが考えられます。

元本保証が付いて高利回りという”最高の投資環境”が用意されていました。

家計の金融資産構成を比較すると日本人の意識の低さが際立つ

家計の金融資産構成を日米で比較してみると、日本では、54.2%は預貯金であるのに対して、米国では13.2%、投資・資産運用の割合は14.4%の日本に対して、米国では50.8%という数字になっています。

金融資産合計に占める割合(%)『資金循環の日米欧比較』*日本銀行調査統計局-2020年8月

これは、米国の方が圧倒的に資金循環がよく、上手に資産運用ができていることがわかります。世界時価総額のTOP10のほとんどが米国企業であることからも、納得できます。

確かに一昔前は、銀行にお金を預けておけば、年利5%前後の利息がついてきたためそれでOKでした。でも、現在の預金金利は実質0です。銀行はただお金を置いておく場所に変わってしまいました。

この状態は、決していい状態ではありません。

よく、経済の世界ではお金は血液に例えられますが、人間の身体に例えると、血液が体内で上手く循環せず、細胞が壊死していく状態と同じことなのです。

GDPの成長率や平均賃金の上昇率などの変化がない国は、先進国では日本が圧倒的に目立ちます。このままだと10年、20年後には確実に取り残されるでしょう。

投資をする人が”生き残る”時代

少し大袈裟な表現かもしれませんが、極論を言ってしまえば”これに尽きる”と思います。

この言葉の意味を因数分解していくと『これからの時代は”財布”を何個も持っている人が生き残る』ということです。

さらに、財布とはキャッシュポイント(収入源)のことをいいます。大きく分けて3つです。

  1. 労働による賃金
  2. 副業による収入
  3. 投資による配当や利益(含み益)

これらの3つの収入源をいくつも抱えている人は正直強いです。

労働による賃金

本記事では、投資を推奨しているため「労働による賃金」に関しては一見”矛盾”が生じるように思えますが、そこには大きな間違いがあります。

まず、労働による収入を上げないことには、投資をすることができません。労働による収入がままならず、日々の生活が不安定な状態では、貯蓄もままならないでしょうし、投資に回すお金を用意することはできません。

そのような方は、まず最初に自分の賃金を上げる方法を考えるようにしましょう。

仕事に関する勉強や読書などを通じた自己投資をすべきです。これらの自己投資については速攻性は薄い場合もありますが、自分自身の知識や教養という”資産”となって積み上がっていきます。しかも100%元本保証です。

その上で、余力があれば10,000円でも20,000円のような少額で構わないので、投資を”始めること”をしましょう。そうです、ただ始めることだけでOKです。

副業による収入

最近では、多くの会社が副業を認めています。

表向きは「様々な業界や分野を知ることで見識を広めて社内の業務に還元する」ということですが、実態としては「定期昇給と終身雇用の維持が難しい」といったところでしょう。

これだけ、転職や副業に対して寛容的になっている今こそ、色々なことにチャレンジするべきです。パラレルワーカーであれば別ですが、互いに利益相反になるようなことはないようにしましょう。

副業では、労働による収入と投資活動による収入に分かれますが、できる限り投資寄りの副業を選ぶことをおすすめします。

間違っても時給〇〇円のアルバイトのような”時間を切り売りする”ような働き方はしないようにしましょう。

代表的な副業としては、IT系のギグワークや不動産投資が有名ですね。

副業でキャッシュを稼ぎ、それをどのように使うかはあなた次第です。

投資による配当や利益

資産運用の観点から見たら、ここが理想郷です。

当座の生活費(収入や生活設計、仕事の状況にもよるが3ヶ月程度)があれば、残りは投資資金に全て回しても問題ありません。

その際にポートフォリオをネットや書籍などの記事、新聞などを参考にしながら”自分の頭で”考えることをおすすめします。

ここで注意が必要なのが『ファイナンシャルプランナーや金融商品の営業マンなどに言われるがまま、推奨される商品に投資をすること』は避けるべきだということです。必ず、自分自身で情報を収集し、自分の頭で考えて投資判断をします。

具体的には、超短期・短期・中期・長期に分けて考えます。

特に、超短期(1年以内)と短期(1~3年)の視点で判断したときに「その投資がどうなのか」を考えます。

当たり前ですが、中期投資超短期・短期の延長線上にあり、長期投資中期投資の延長線上にあるからです。

変化の激しい経済状況の中で、10年、30年満期で利回りが100%を超えるような積立金融商品への投資については私は反対です。

これは、”お金を寝かしていること”と同じです。

投資は、商品や投資先の組み換えができるように流動性を持たせましょう。

運用期間は3年までにしておくのが無難だと思います。その商品がよければ、継続したり、再投資すればよいのです。

私が考えるポートフォリオの一例をご紹介します。

  • 超短期:株式投資(米国)
  • 短期:株式投資(国内・米国)、不動産小口化商品
  • 中期:株式投資・金(現物・ETF)
  • 長期:短期・中期の繰り返し(流動性を持たせる)

こんな感じです。

ややリスクが高い投資が多いようにも見えますが、『不動産小口化商品』で配当収入を得て『株式投資』で利益、含み益を目指し構成します。

『金』に関しては、”インフレヘッジ”と”希少性による価格の上昇”がまだまだ期待できると思っています。

とはいえ、金投資については実際に投資しているわけではないので、正直、未知数な部分が多いです。

まずは金価格連動ETFに投資してみようか、と考えています。

投資はお金だけでなく知識・人生が豊かになる

自分自身でポートフォリオを構成し投資をしてみると、実に経済のこと、世の中のこと、業界のことが見えてきます。

個人的には”これこそ”が投資をする一番のメリットだと考えています。

投資を始めることで、業界・会社・経済・会計などあらゆる分野に精通し強くなります。一人ひとりが強くなることで、会社に依存しない人生設計を立てることも可能です。

収入の柱が一つしかない、労働集約型の人生は年齢を重ねるたびに負担になってきます。

まずは、自分で”情報を収集し判断の引き出しを増やすこと”が大切です。

そして、”少額でもいいので投資をすることをオススメします。

トモタク2号ファンドの資料請求はこちら

お問い合わせフォームに必要事項をご記入の上、送信下さい。3営業日以内に郵送にてカタログ一式をお送りします。

資料請求はこちらをクリック

法人のお客様の申込みも受け付けております。

私たちは、不動産投資を通じてあなたの未来を変えるお手伝いをさせていただきます。

心豊かな未来への第一歩はトモタク2号ファンドからスタートです。