【もう元本割れにビビらない!】長期的な視点で一喜一憂しない心構えが大切です
突然ですが、あなたは元本割れに対してどのような考えを抱きますか?
お金が増えることを期待して投資した自分のお金が目減りしたら、いい気分にはならないとですよね。それは確かにその通りです。
ここでは、お金と投資の不思議について考えてみたいと思います。
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投資をしない国民性
日本人は、投資をしない国民性です。それは、銀行の預金金利が異常に高く、定期昇給があり、一つの会社に定年まで勤務すれば、退職金も満額出て、年金で悠々自適に老後の生活を楽しむことができる。そんな過去があったため、そのような教育を受け継いできたからだと思います。
これは、日本とアメリカの家庭内金融資産の内訳を見れば明らかです。
過去にこのような記事を出しています。併せてご確認下さい。
投資をするアメリカ人、投資をしない日本人。家庭内金融資産の内訳に比例して、過去から現在までの、30年間で大きな違いが生まれてしまいました。
日本の状況とアメリカの状況については、ご承知の通りです。
元本が割れるのは嫌だ・・・
あなたはどうして投資をしないのか?
このような質問を投げかけると、返ってくる答えは大抵決まっています。
元本が割れるのが嫌だから・・・
日本にやってくる外国人の多くは不思議に思うことがあるそうです。
どうして、絶対に負ける仕組みだと分かっている(当の本人はなぜか勝つ気でいるみたいですが・・・)パチンコには行くのに、投資はしないのか?
どうして、よく飛行機が落ちる確率と比較されるような宝くじを長蛇の列をなしてまで買おうとするのか?
これらのギャンブルは、元本割れ(負ける)する可能性の方が圧倒的に高いのにも関わらず、多くの人は開店前の店舗に行列をつくる一方で、投資に対しては1円も資産を減らしたくはないと考えるのです。少し矛盾した状況ですね。
これは、とても不思議な現象です。投資による元本割れは絶対に起こしたくない!この強い意思が、私たち日本人の多くが投資をせず、貯金に走る最大の理由なのです。
銀行口座にお金を預けてさえいれば、お金は減らないものだと錯覚し、口座の数字を少しでも増やそうと一所懸命になります。
これを「拝金主義」と私は呼んでいますが、銀行口座にお金を預けてさえいれば、本当にお金は減らないものなのでしょうか?
お金の価値は一定ではない
政府と日銀が掲げているインフレ率の目標は年間2%上昇です。実際には達成されていない何とも微妙な目標なのですが、実際に達成された場合はどうなるのでしょうか?
物価が2%上昇するということは、手元の現金で購入できるものが2%分減るということです。例えば、今まで10,000円で購入できた洋服が、10,200円出さないと購入できなくなります。これはすなわち、手元のお金の価値が減少することを意味します。
物価が2%上昇しても、私たちの現金は2%増えることはありません。
私たちは、物価上昇に対してどのような対策を取ればよいのでしょうか。
答えは簡単です。資産をそれ以上に増やせばいいのです。
資産を増やすために、銀行にお金を預けておけばいいのでしょうか?残念ながら、現在の銀行の預金金利はゼロに等しい状況ですよね?
物価が2%上昇した場合、-2%の金利でお金を預けているのと同じことなのです。
お金を効率的に増やすためには、投資が必要だということに、私たちはそろそろ気付いているはずです。
投資は長期的な視点で考える
『可愛い子には旅をさせよ』という諺があります。
これは、可愛い子供こそ、親元において甘やかすのではなく、旅をさせて色々な経験を積ませながら大きくなって帰って来て欲しい。という意味です。
旅をする過程の中で怪我をしたり、事故にあったりすることもあるでしょう。そのような経験を積みながらも、最終的に立派に大きくなって帰ってくてくれればOKだということです。
元本割れもプロセスの一つとして捉える
投資の考え方もこれに近いものだと私は思っています。
旅の中の怪我や事故が元本割れであれば、お金を資産運用という旅に出す中で、多少の怪我や事故はあるものの、最終的に大きくなって帰ってきてくれればそれでよし!といった考え方でいるべきだと思うのです。
元本割れを極度に恐れて、投資という旅に出すのを恐れていては、大きくなることはまずありませんね。
投資の世界においては”元本割れ”も一つのプロセスであることを知っておきましょう。
一喜一憂しない投資商品を選択しよう
投資には元本割れはつきものですが、それでも元本割れや現在の評価額が気になる方は、中には、配当や分配金を狙うような商品も数多く存在します。
私たちがサービス展開している、不動産特定共同事業への投資もその一つです。
商品を購入してしまえば、配当日までは何も気にすることはありません。というよりも、気にしたところで何も状況は変わらないからです。
これは、メンタル的にもとても楽な投資です。
年に4回の配当が、事業者から振り込まれてくるのを待つだけで、本業にも集中できますし、その空いた時間を活用して他の投資に注力することもできるからです。
これからは、元本割れにも怯えることなく、一喜一憂しない投資スタンスでどっしり構えて投資に臨むことが大切になると思うのです。
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