“現状維持は破滅の始まり”と考える3つの理由

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私たちの老後のに向けた資産形成は一人ひとりの選択に委ねられています。

投資をしたり、スキルを身に付けたり、何もせず倹約をしながら貯金をするという選択肢があります。

一見、倹約をしながら貯金をするという選択肢は一見素晴らしいように思えますが、これ自体がもの凄いリスクだということにお気づきでしょうか。

少し大袈裟な話にも聞こえますが、もしあなたが、何もせず倹約と貯蓄で老後の資産形成をしていくとお考えでしたら、かなり高い確率で貧しくなると思っていただいていいでしょう。

私は以下の理由で、そのように考えています。

高齢化は喜ばしいことですが・・・

人生100年時代はただのスローガンではありません。医療技術の発達とともに現実的なものになりつつあります。

日本人の平均寿命は84.1歳、女性に至っては、87.32歳と世界最高水準です。年々平均寿命は伸びていて、このままいくと2045年以降は平均寿命100歳に到達すると言われています。

これ自体は、とても喜ばしいことですが、老後資金の側面で考えると「長生きのリスク」とも言い換えられます。

定年退職してから、年金と貯金にもに依存した生活をしていくと、いつ貯金が底をつくか、年金が破綻しないかなど不安を抱えながら暮らしていかなければなりません。

仮に生涯現役で働くことができたとしても、年齢を重ねるとともに体力は低下し働く意欲も落ちてきます。今までのような収入は期待できません。

年金支給開始の遅れ

高齢化社会にとって、深刻な問題は年金に関する問題です。高齢化社会によって、今後、年金受給者が増えていきますが、年金を負担する現役世代の負担増なくしては成り立ちません。

また、政府も年金が破綻しないために、あの手この手を使って、支給開始年齢を遅らせるようにしています。

現在は、支給開始年齢は65歳ですが、それが70歳になるような議論もされています。さらに、『繰り上げ・繰り下げ議論』もされていて、75歳からの支給開始も推奨されていることからも、年金の支給開始年齢をなんとかして遅らせようとしているのが明らかになっています。

支給開始年齢が75歳になったら、優遇されるみたいだけど、そこから何年生きるか分からないし、死んでしまったら、意味がないからね・・・

このように嘆いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

年金の実態として、老後資金が乏しい方に対してのセーフティネットとしての役割に変化しつつあるのではないかと思えてなりません。。。

年金の支給開始年齢の遅れは、”何もしない人”にとっては大きなリスクになることは間違いないでしょう。

医療、社会保障費の増加

高齢化社会によって、年金の負担増だけではなく、40歳以上が強制的に加入されられる介護保険の負担も確実に増えていくと想います。

介護保険料は、毎月の給料から天引きされるものですが、年々増加の一途を辿っています。その理由は、2022年問題だと言われていますね。

2022年は、団塊の世代の方々が後期高齢者になるタイミングです。サービスの利用者が増加した場合、制度を持続するために保険料の上昇は避けられなくなります。2025年には団塊の世代全てが、後期高齢者に突入しますので、社会保険料の増大が顕著になってくるでしょう。

介護保険料は、2017年の介護保険法の改正で、所得に応じて保険料が算出される「総報酬割」という制度tが導入されたことが原因で、大企業を中心に大幅に増加します。

しかし、中小企業の社員にとっても例外ではありません。実際に、中小企業の多くが加入する全国健康保険組合でも、2019年の介護保険料率が1.79%と10年前の1.19%から大きく上昇しています。

医療社会保障費用の増加は、私たちにとって大きな影響を及ぼします。

様々な負担が強いられる中で、何もしないということは、実質的に資産が目減りしていることになり、リスクそのものなのです。

2%の物価上昇目標について

何もしないことによるリスクは、医療・社会保障によるリスクだけではありません。

実現できているかでいていないかは別として・・・日本では、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定義して、これをできるだけ早期に実現するというコミットメントをしています。

つまり、毎年物の値段を2%ずつ上げていくということです。仮にあなたがお金に対して何のアクションも起こさないのであれば、実質的にあなたのお金は目減りしているということになります。

海外旅行に行かれたことのある人は実感していると想います。例えば、アメリカに行く時に、両替所で、日本円を米ドルに両替をします。その時点での為替が、「1ドル=100円」の場合は、10,000円で100ドル手にすることができます。しかし、「1ドル110円」だとしたら、11,000円出さないと100ドルを手にすることができません

これが貨幣価値の概念です。

物価が2%上がるということは、今日10,000円で変えた物が、明日には10,200円出さないと購入できない、ということになります。

あなたのお金を何もせず、銀行に預けているだけでは、年利0.002%の金利しかつきませんね。。。これだと実質資産が目減りしているのです。

消費税についても同じです。

2019年の秋に8%→10%に上がりました。これにより、同じ商品を購入するのに2%余計にお金が必要になるのです。資産形成を貯蓄だけに頼ることで、物価上昇のリスクに対処しきれなくなることを知っておいて下さい。

余談ですが、不動産投資はインフレに強い投資と言われています。物価が上がる時には、花柄の価値は上がりませんが、不動産の価値は総じて上がる傾向にあります。2,000万円で購入した不動産が、物価上昇によって価値が高まることはよくある話です。ポートフォリオを上手に形成することで、バランスのよい資産形成を考えましょう。

以上が、あなたが何もしないことによって発生するリスクでになります。

このようなリスクを回避して力強く自立した未来を歩むために必要なことは『投資』です。

『投資』といっても様々ありますが、投資を元にしたキャッシュポイントを複数持つことで、現在から未来に向けた生活が心豊かで明るいものになることは間違いありません。

そのために、少しの努力と最初の一歩を踏み出すギアが必要になると思うのです。


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