それでもあなたは投資は”怖い”ですか?
日本人ほど貯金が好きで、投資が嫌いな国民はいません。
主要国の貯蓄率のデータを見ても、アメリカに比べて日本人の貯蓄好きは際立っています。
あなたはお金の教育を受けましたか?
教育の現場などでは、「人生は計画性を持って過ごしなさい」と良く言いますが、ここでいう計画性とは何を意味するのでしょう。。。
毎月5万円とか10万円を将来のために貯金する事でしょうか?それともお金を計画的に運用して、自分の資産を計画的に増やすことでしょうか?
少なくとも私は、これから話をするような、お金の教育は受けてきた記憶がありません。
毎月5万円をコツコツ貯金する人
では、貯蓄と投資にはどれだけの違いがあるのかを実際の数字に置き換えてシュミレーションしてみます。
便宜上分かりやすくするために、25歳〜65歳までの40年間、毎月5万円を貯金していった場合の運用状況を確認してみます。金利は2020年8月17日現在の普通預金金利0.001%で計算します。
毎月50,000円×12ヶ月×40年=24,000,000円
金利計算も加味すると、毎月5万円を40年間貯め続ければ、24,498,457円になります。
コツコツと貯金をすれば、纏まった金額が貯まります。それこそ、老後2000万円問題は解消できるでしょう。。。
とはいえ、40年間コツコツとやってきたものの利息が498,257円というのは若干寂しいものがあります。。。
これが、私たちが今まで教わってきた”計画性”の現実なのです。。。
「将来のために頑張って貯金をしなさい。計画的に貯金をしなさい」と言われたことがあると思いますが、この数字では説得力に欠けるのではないでしょうか。
毎月5万円をコツコツ投資する人
一方で、毎月5万円をコツコツと投資に回す場合はどうなるでしょうか?
単純比較をするために便宜上、年利5%を複利で運用した場合でシュミレーションしてみます。
下の図をご確認下さい。
利回りは複利5%で計算していますが、25歳から始めた場合、65歳時点で約76,000,000円までの上ります。
これが資産運用です。
特に、元本が大きければ大きいほどグラフの差が大きくなります。今回のケースだと、毎月5万円の積立でシュミレーションしていますので、差が広がり始めるのが15年くらい経過してからになりますが、足元の数字も着実に広がっているのがわかります。
お金の教育を受けるタイミングが明暗を分ける
このように具体的な数字に落とし込むことで、気付くことがあります。
それは、『投資をスタートするタイミングは早ければ早いほどよい』ということです。
残念ながら日本の教育においては、お金の教育や投資に関する知識を習うことはありません。なので、自分自身で実践するか、誰かから教わるしかないのです。
もちろん、投資商品には元本保証がなくリスクを伴います。
ですが考えてみて下さい。
どの商品においても元本割れを起した時点で、”悪い噂は広がり”その会社から投資家が逃げてしまいます。
そのようなことがないよう、各会社、専門分野において最善の努力をしているのです。そう簡単に元本割れなど起こすはずがないのです。
それ以上に、自分自身が投資や資産運用に関する知識やリスクについて学び見識を深めることのほうが成功への近道になるでしょう。
「まずはやってみる」最初の一歩を踏み入れることが重要なのではないでしょうか。