【独自の視点で徹底解説】会社員が選ぶべき資産運用とは?
日本には様々な資産運用・投資商品があり、自分自身に合った商品を探すのは非常に難しいです。
特に、投資や資産運用をこれから始めようと考えている場合は、見聞きする事のほとんどが初めてであると同時に、専門的な用語も多くあるためその特性を理解するのは非常に難しいと思います。
投資の決断をするのは”あなた自身”になりますが、ご自身のお金を使って運用するわけですから、営業マンの言葉に惑わされることなく、きちんと商品の特性や特徴を理解をした上で投資をスタートしたいところです。
会社員がするべき資産運用とは?
会社員がするべき資産運用とはどのようなものでしょうか?
まず前提条件として、自分自身の収入を増やすための自己投資に力を注ぎます。これが、あなたの資産を増やすために必要なことであり、最も効果的な投資方法だと断言できます。
しかし、この方法はあなた自身の給与を上げるための投資になりますので、あくまで労働集約型の話です。あなた自身が働けなくなったり、やがて迎える定年退職後のライフプランに影響する部分の話として、考えなければなりません。
そのために、まずは、”堅実に確実に”資産を増やしていける方法を見つけるとよいでしょう。
定期預金
定期預金については、一昔前であれば推奨されていた商品ですが、現在は非常に微妙な商品だと言わざるを得ません。
キャンペーン金利が適用される商品を除き、金利は0.002%です。堅実で確実とはいえ、これでは、スピード感に欠けてしまい、運用効果はほとんど期待できません。
ある程度のグロスの運用効果を期待したいのであれば、定期預金は時間の無駄です。
国債投資
手堅い運用方法として、国債への投資がありますが、今は超低金利の時代です。商品は10年変動でも、利回り1%を割ります。元金が多くないと、効率よく資産運用ができない点が、普通のサラリーマンには向かない商品かもしれません。
NISA・つみたてNISA
NISAについては、税制優遇制度があるため、絶対にやっておくべき商品です。投資上限額があるとはいえ、その範囲内で得た利益については課税対象から外れます。すなわち非課税になるのです。
通常、投資による利益に対しては、約20%の所得税が発生します。NISAの場合は、この20%が減免されるため、その分利益率が高まるのです。
20%の利益分以上のメリットがないのであれば、これらの商品は絶対にやっておくべきです。
株式投資・FX
続いて、株式投資やFXです。投資の代表格と言われる株やFXですが、資産運用には向かないと個人的には思っています。
“向かない"というのは、その人のスタンスの問題にもよりますが、売り買いを頻繁に行うような投資は控えるべきです。
特に、株式投資については、その会社の業況や将来性について理解し、その業界について詳しく学習することが必要になります。そういった意味では、会社員にとって経済や経営、財務について詳しくなるので、オススメではあります。
逆に、相場を常にチェックするような投資スタンスでは絶対におこなってはいけません。
私自身も経験がありますが、このようなスタンスでいると、相場が気になって仕方ない状態になり、仕事や他のことに手がつかなくなります。相場の上がり下がりで一喜一憂せず、ドンと構えておきましょう。
不動産投資
不動産投資についてはどうでしょうか。
数年前、会社員の投資としてワンルーム投資が大流行しました。
不動産投資は、相場の変動が少なく家賃収入によって運用される投資手法のため、会社員にとって適した投資手法です。
株式投資のように、「相場が気になって仕事が手につかない」といったこともなく、あなたの本業にも集中できるのではないでしょうか。
とはいえ、不動産投資は”不動産を購入”して入居者に貸す事業です。運営主体はあなた自身になりますので、仕入れ(購入)資金、管理業務、トラブル対応などが伴います。
さらに、相手が素人であることをいいことに、投資家を騙すような業者も後を立ちません。投資家自身が不動産投資についてしっかり勉強しておかないと成功する可能性は低くなるでしょう。
不特法事業への投資
同じ不動産投資でも、不動産特定共同事業への出資という選択肢もあります。
これは、一言でいうと、不動産投資事業への投資です。物件の仕入れや管理は業者に任せて、投資家は出資額に見合った配当を受け取る仕組みです。
最近では、小口化商品もバライティに富んでいるため、数万円円、数十万円から始めることができ、預貯金の範囲内で運用することができます。
不動産のプロが事業として成立すると判断したものが商品化されるケースが大半ですので、素人の方でも比較的安心して出資できるのではないでしょうか。
事実、私たちが運営、募集している「トモタク1号ファンド」でも、不動産鑑定士による鑑定評価に基づき、出資総額を設定しています。それに加えて、投資家の”元本の保全性を高める”ために優先劣後構造の採用、投資家の”配当の確実性を高める”ために第三者とのマスターリース契約を導入しています。
どうせ銀行にお金を寝かしておくなら、このような商品に投資した方が効率的に資産運用ができます。
番外編:生命保険について
生命保険については、人により考え方が様々です。
残された家族の事を考えるのであれば、加入しておくべきという考え方も根強くあります。
これについては、いい悪いの判断が難しいのですが、一つ言えることは、”自分の死後のことを考える”のか、”生きている間のことを考える”のかです。
生命保険も結局は資産運用商品の一種だったりします。
ご自身のライフプランと経済状況を照らし合わせながら、加入内容についてしっかり考えるとよいでしょう。
私が推奨するポートフォリオ
長々とお伝えしてきましたが、会社員を代表して推奨するポートフォリオを用意しました。
あくまで一例ですので、その点をあらかじめご理解いただければと思います。
会社員がまずやるべき資産運用は、”NISAと不特法投資”です。
NISAに関しては、税の優遇制度がありますので、やらない手はないでしょう。というよりも、税の優遇制度自体が”アツい”のではなく、それによって、高利回りが期待できるという点が”アツい”のです。
つまり、”少ないリスクでそれ以上のリターンが期待できる可能性が高い”ということになります。これがNISAをお勧めする理由です。
不特報投資も同じ理由です。ぜひ色々な会社の不特法サイトをチェックしてみて下さい。
私たちが運営している不動産特定共同事業のトモタクでも、優先劣後構造の採用とマスターリースによって、出資者のリスクを可能な限り下げるための努力をしています。
これにより、一般的には「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われている不特法事業への投資が、「ローリスク・ミドルリターン」という考え方に成り代わるのです。