貯金が苦手なそこのあなた!『貯金よりも大切な◯◯』があるのをご存知ですか!?
「貯金は大事だ」「ちゃんと計画を立てて貯金をしなさい」「貯金ができている人は堅実だ」
私たちの多くは「貯金」に対して、このようなイメージを持っていて、多くの人は、お金の勉強に関しては、せいぜい「計画的に貯金をする方法」程度が関の山ではないでしょうか。
この記事を読んで下さっている方の中には『貯金が苦手だ』という方もいらっしゃるかもしれません。でも大丈夫です。貯金よりも大事なことはたくさんあります。
簡単ではありますが、一緒に少しずつ学んでいきましょう。
『お金の勉強』ってしたことありますか?
突然ですが、あなたは『お金の勉強』をしたことがありますか?
投資の事、利息の事、税金の事などを複合的に学ぶことで、あなたの資産を効率的に運用できる考え方に出会う事が出来るのです。
恥ずかしながら、私自身も『お金の勉強』をしてきませんでした。
お金を増やす手段としては、"テンピンレートの麻雀"くらいなもので、ある種非常に効率の悪い事をしていたものです。。。
冗談はさておき、投資の勉強に関する記事は前回も書かせていただきました。
こちらも参考にしてみて下さい。
お金は汚いものという考え
日本人の多くは『お金=汚いもの』という考え方を一般的に持っているようです。
あなたの過去を振り返ってみて下さい。
家族間や友人と投資について何時間も語り合うことはありましたか。節税スキームや資産運用について教え合うことはありましたか。ほとんどの人がそのような経験はほとんどないと思います。
友人に優れた金融商品を紹介しようもんなら、「友達なくすよ!」なんて言われる始末です。
また、投資や資産運用で”儲かっている人”を妬んだり、儲けること自体を後ろめたいと思う人もいるのではないでしょうか。
これらは全て、若い頃にお金の勉強してこなかった、教える側もそれ自体をタブーとして捉えていることが原因です。
しかし、『お金の勉強』は、最も大切な教養の1つだと私は思っています。
お金を貯めることの意味
ここで、お金を貯めることの意味について少し考えてみましょう。
もし、あなたが”将来のため”、”老後のため”といった数十年も先のことのために貯金をしているようでしたら、今すぐそれを辞めて私たちにご相談下さい。
お金を貯める目的は”近い将来使うため”だと私は思っています。そしてその使い道は『投資』であるべきです。
投資とは、将来的に資本(生産能力)を増加させるために、現在の資本を投じる活動を指す
Wikipediaより
これは、収入を増やすために仕事に関連する事を学習する、知見や経験を増やすために趣味に費やす、株や投資信託にまとまったお金を投資する、不動産投資を始めるために自己資金を準備する、事業を始めるために資本金を準備する
近い将来、お金を”使うから貯める”、このように目的がはっきりとした貯金を心掛けるとよいのではないでしょうか。お金を貯めること自体が目的で、記帳された数字を眺めてニンマリしているようであればそれはナンセンスだといえます。
お金を使い方が上手な人
私の身の回りには『お金の使い方が上手な人』がいます。
その方は、使うお金に対してきちんと意味を見出していました。つまり、お金を生むものには積極的にお金を使い、お金を生まないものに対しては非常にシビアでした。
- 人との食事には場所や内容にこだわっているが、自分一人の食事は質素
- 書籍や学習には積極的にお金を使う
- 投資や資産運用系の商品を積極的に購入する
- 住宅や車は資産価値やリセールを意識している
- 突発的な消費行動はほとんどしない
- 趣味や旅行は目的がハッキリしている
など、非常にメリハリのある考え方を持っていました。
もちろん、それなりの収入はありますがその割に”貯金はほとんどない”とのことでした。
貯金が苦手なら投資・資産運用にチャレンジ
貯金が苦手な方、貯金が出来ない方には様々な事情があると思います。
貯金が苦手な方で貯金が出来ていない方に関しては、お金の使い方は少し変えてみてはどうでしょうか。今まで、消費に回していたお金を少しずつ「金融商品」の購入に回したり、金融資産以外に投資していた分をそれに回したりすることで、貯金はできずとも、資産を増やし運用することができるようになります。
投資や資産運用は最初の一歩を早く踏み出せた人ほど、その効果を得ることができます。肝心なのは、少額からでもいいので、スタートすることがまずは大切です。
実際に運用することで知ること学ぶことは、とてもに多いです。
株式投資
投資には、「纏まったお金が必要だ」と誤解されている方が多いですが、株式投資であれば、少額から購入することも可能です。
例えば、一万円~五万円で購入できる優良株なんかもたくさん存在します。長期的に運用できそうなものを見つけられれば、配当等で運用していくのもアリだと思います。
株式投資の場合、注意しなければならないのが、日々の値動きで一喜一憂しないことです。中長期的なスタンスでじっくり構えましょう。
また、Excel(VBA)で自動売買ツールを作成しコンピュータに働かせることも面白い投資手法かもしれません。
株式投資については、不動産投資とは関連性が薄れてしまいますが、投資や資産運用の観点から興味があれば勉強してみるのもいいでしょう。
NISA・つみたてNISA
少額からスタートできるという点では、NISAやつみたてNISAは非常によい商品だと思います。
NISA・つみたてNISAには『上場株式などや投資信託の売却益や配当金、分配金にかかる税金が非課税』となります。
証券会社などを通じて申し込むことができますが、1口座/人になりますので申し込みをしていない方は、口座を開設してみるとよいでしょう。
NISAに関する詳細はここでは割愛します。詳しく知りたい方は以前の記事も併せてご確認下さい。
不特法投資・クラウドファンディング
不動産投資もいま改めて見直されつつあるのではないでしょうか。
平成29年の不特法改正によって、不特法事業者が年々増えてきています。とはいえ、今時点で『不特法投資』の認知度はそこまで高くなく、不動産関連業界に勤務している人でも知らない人が多いです。
まだまだ、アーリーアダプター層向けの投資で、今から参入することで良質な投資案件にたどり着く可能性は高いと思います。
不特法投資とは、収益不動産を証券化して細分化して販売して、予め設定された利回りを配当として受け取るスキームになります。案件にもよりますが、10万円から投資できる案件もありますので、情報をチェックしたり、不特法業者から資料の取り寄せたり、メルマガ登録などをしておくとよいでしょう。
不特法投資については、以前こちらの記事で書かせていただいております。メリットや特徴などご確認下さい。
貯金よりも大切なことはたくさんある
私自身、決して貯金を全否定している訳ではありません。貯金にしても、もちろん”ある”に越したことはありません。
ただ、限られた収入の中で貯蓄に回すことができる金額には限度があるため、「もっと効率よく資産を運用することができないか」を模索するべきだと考えているのです。
このような考え方を軸に見た場合、誤解を恐れず言うと、一生懸命将来のために貯金をしている人は、お金の勉強という位置づけでは思考停止状態だと言えるのではないでしょうか。
投資の世界には『72の法則』というものがあります。それは「複利計算でお金が2倍になる期間がわかる計算式」のことで、個人個人のライフプランの中では羅針盤のような役割を果たすのです。
2020年現在では、仕事も生活スタイルも非常に流動的で、今日当たり前だったことが次の日には陳腐化することもしばしばあります。このように何が起こるか分からない世界において、コツコツと投資や資産運用を続けられる人こそが、生き残れるのではないかと私は思います。