え!どういう事?「貯金するほどお金が貯まらない・・・」現実について・・・
ひと昔前と比べて、私たちの人生設計は非常に難しいものになりつつあります。
特に近年では、従来のメンバーシップ型の雇用が否定され見直される機運も高まっているため、自分の身は自分で守るような動きが重要になってきます。
お金の話についても同様です。働き方やライフスタイルが変わりつつある中で、お金に関する考え方が古いままでは、今の時代に対応できなくなる可能性も出てくる訳です。
今回は、貯金とお金、そして資産運用について考えてみたいと思います。
貯金について
あなたは、貯金についてどうお考えですか?
貯金が得意な人、苦手な人、好きな人、嫌いな人、様々な方がいらっしゃいます。
ここでは「貯金が好きな人」について少し考えてみましょう。
「貯金が好きな人」は、結構多いと思います。また、「貯金をしたい」と考えている方は、さらにいらっしゃるのではないでしょうか。
貯金の目的について考える
あなたの貯金の目的はなんでしょうか?
『100人いれば、100通りの目的がある』そう思いたいのですが、実際は違います。70%くらいは、『なんとなく将来の為に』なのです。
もし、「貯金をすること」だけが目的であれば、少し考えてみましょう。
銀行にお金を預けることだけが、お金を増やすことではありません。
銀行の利息について
私たちが、銀行に預けたお金は、様々な方法で運用されています。そして、その運用益の一部を利息として貰っています。
銀行の利息について、あなたは答えられますか?
2020年7月5日現在、定期預金の利息は年利で0.01%、普通預金は、0.001%程度が一般的な相場になります。
これは、定期預金で100万円預けたら100円の利息、普通預金の場合は10円の利息が税引前の年利としてつくイメージです。
銀行にお金を預けた場合、ATMで出金したり、振込をしたりします。その時に手数料が発生しますので、利息以上のお金がかかるのはご理解いただけると思います。
銀行はお金を比較的安全に預ける場所
このように様々な手数料が発生し、お金は減っていくわけですから、増やすことを目的にするのは安易な考えではないでしょうか。
銀行はお金を預ける安全な場所で私たちはその管理費用を払っていると考えるのが妥当でしょう。
ここで少し昔にフラッシュバックしましょう。
高度経済成長期・バブル期における日本は、経済も人口も右肩上がりで、いわば”黙っていてもお金が入ってくる時代”でした。当然、金融機関の預金金利も高金利で、銀行にお金を入れておけばどんどん増えていく時代です。
上の表は、現在のゆうちょ銀行の普通預金と定期預金の金利推移になります。
例えば、高度経済成長期の1974年においては、普通預金の金利が4.32%、定期預金においては7.5%の金利がついています。
これは、100万円を預けた場合、普通預金では43,200円、定期預金では75,000円の金利が年間でついてくる計算になります。単純計算ですが、10年で、1,526,426円(普通預金)、2,061,032円(定期預金)になります。
一昔前は、「若いうちに一生懸命貯金をして定期預金に預ける」これこそが資産運用の定石だったのです。
高度経済成長期から1990年台前半までは、会社に対して忠誠を尽くし銀行にお金を預けていればそれでよかった時代だと言えるでしょう。
お金に対する考え方を変えていかなければならない
高度経済成長期~バブル期における、預金金利は凄まじい破壊力を持っていました。。。
しかし、現在は違います。
日本の教育を見てみると、お金や投資に関する教育が非常に乏しい印象を受けます。時代は大きく変わり、働き方や給与制度にも変化がある中で、お金に対する考え方だけが時代に取り残されている気がしてなりません。。。
そのような考え方がベースにあるのであれば、それは堅実を通り越してもはやリスクなのかもしれません。
私たちは、不動産投資というツールを通じて、『お金』に関すること、『資産運用』に関することについて、これからも明示していきたいと考えています。
最後に、以前公開した記事の中に、『不動産投資をはじめとする様々な投資の比較』をご紹介しています。
もしお時間がありましたら、読んでいただけたら幸いです。