なぜ不動産クラウドファンディングは儲からないのか? | 投資で”ミリオネアになる”は見果てぬ夢!?
今回は、誰もが一度は夢見る「投資で一攫千金」という壮大な夢についての話をしましょう。
私はよく「不動産クラウドファンディングは儲からない」ということを耳にしますが、実際のところどうなのでしょう。
「ミリオネア(100万ドル以上の資産を有する人)になるために、不動産クラウドファンディングは最適なのか?」このテーマについて考えていきましょう。
ミリオネアになるための方法は3つだけ??
まずは、ミリオネアになるための方法について整理していきます。
ミリオネアになるためのルートは大きく分けて3通りだと、世間的には認識されています。
- タレントやスポーツ選手といった個人の才能や能力で財を成す
- 自ら事業を興してその事業を軌道に乗せる
- 企業(大手、上場企業など)の経営者になる
この3通つです。
タレントやスポーツ選手といった個人の才能や能力で財を成す
セレブとも言われるこのゾーンは、ごく一握りのタレントです。
基本的には早い段階で頭角を現して、早い段階で大金を手にするようなケースがほとんどです。
私たちの世代でいち早く頭角を現した方は、恐らくこのような職種の方になるのではないでしょうか。
自ら事業を興してその事業を軌道に乗せる
次に、自ら事業を興してその事業を軌道に乗せたような人たちが該当します。
このゾーンのタイプも比較的早い段階で財を成すようなケースがあります。早い人なら20代後半~30代前半でミリオネアの仲間入りを果たします。
これらのタイプの多くは、会社のお金を自分の裁量でコントロールできます。また、株の出資割合に関してもその大半を占めているケースが多く、事業そのものが軌道に乗れば、金銭的な自由度は非常に大きくなる傾向にあります。
企業(大手、上場企業など)の経営者になる
このゾーンは、いわゆる『プロ経営者』と呼ばれる人たちになります。
会社員として入社した組織の”たたき上げ”として、経営者になったり、他社からヘッドハンティングされるようなケースになります。
最近では40代前半で企業経営者になる方もいらっしゃいますが、その多くは40代後半~60代といった世代がボリュームゾーンです。
企業経営者に関しては、一般的な会社員では手にすることが難しい『高額の役員報酬』を受け取ります。これにより、社会的地位と共に、多くの財を手にすることになるのです。
これらの方法は多くの人にとって再現性がありません
これらの方法は、多くの人にとって再現性がありません。
全体の割合で見ても、これらの人は決して多くはありません。客観的なデータこそありませんが、全人口の1%に満たないのではないでしょうか。いずれにしても、このようなタイプの人は非常にレアなケースであることは間違いありません。
あなた自信に特別な才能や情熱、鋼のようなメンタルがないのであれば、このゾーンを狙うのは非常にリスクが大きいものだと私は考えています。
コツコツ投資をする方法もミリオネアになるための手段なのです
残念ながら、ほとんどの人はこれまでお伝えしてきたルートでミリオネアになることは難しいです。しかし、落胆する必要はありません。
少し古いデータですが、資産1億円以上の世帯が132.7万世帯に上っているというデータがあります。その理由として、これまでコツコツと積み重ねてきた投資商品(株や投資信託など)の資産価値が上昇した結果だと言われています。
つまり、自分自身の生活を切り詰めたり、消費や浪費を避けながらコツコツと投資を行っていくことで、資産を着実に増やし、それが複利的に運用されることで『雪だるま式』に増えていった。ということになります。
再現性の高い4つ目の方法は『コツコツ投資すること』だった
実は、この4つ目の方法こそが、最もポピュラーで再現性の高い方法であることを私たちは知っておかなければなりません。
そして、特別な才能や能力がない方でも、この方法を実践するだけでミリオネアになれるのです。
時間を味方につけなければならない
この投資手法は、再現性が高く特別なスキルは必要ありません。
経営能力や投資知識がない人でも、毎月少しづつのお金を投資に回すことができれば、後は、投資先の企業の経営者やファンドマネージャーなどが専門的な知識と能力によってあなたのお金をきちんと運用してくれます。
ただし、毎月の投資額にもよりますがミリオネアを目指す以上、それ相当の時間がかかることを覚悟しておきましょう。
132.7万人にも上るあなたが目指すべきミリオネアの一般投資家は、相当の時間をかけてコツコツと投資してきたのです。
自分自身が出来ることを冷静に見極めて、それを継続することも立派なスキルだと私は思います。
高い利回りの投資ではミリオネアにはなれない
『投資』というキーワードは多くの人(特に投資初心者)を、「株で一気に資産が数十倍になった」「FXで億万長者になった」「仮想通貨で億り人」のようなイメージを抱かせます。
しかし、これもまた非常にレアケースであることと、再現性が極めて低い方法であることを、肝に銘じておかなければなりません。
それは資本主義の原理原則に沿って考えたとき、企業は中長期的な視点で見た場合は成長し続けることが前提になっています。我々の投資先についても、利益を出し続けて、成長し続けられるものを選定しなければならないのです。
そういった意味において、FXやそのバイナリーオプションについては、その仕組み上なかなか投資とは言い難い部分があります。
不動産クラウドファンディングは誰でもミリオネアになれるのか!?
ここから本題です。これまでは『投資の心得え』みたいなものをお伝えしてきたわけですが、もう少しマクロ的な話をしていきましょう。
誰もがミリオネアになることを夢見ています。そして誰もがミリオネアになることが可能な方法が『リスクが高くない商品に対してコツコツと積立投資をすること』です。
不動産クラウドファンディングには、その要素が網羅されています。
不動産クラウドファンディングが儲からないと揶揄される理由
不動産クラウドファンディングは、その商品が組成された時点で投資家が受け取ることができる配当の上限はほぼ確定します。
この特性が、『不動産クラウドファンディングは儲からない』と言われる最大の理由になります。
ここで、よくある不動産クラウドファンディングの商品モデルをご紹介します。
- 運用期間:1年
- 想定利回り:5%
- 配当年2回
- 最低投資金額:1万円~
このようなモデルがベーシックな商品モデルになります。
この商品に対して、投資家は100万円を出資したとしましょう。
すると、投資家は6ヶ月に1回2.5万円の配当を受け取ることになります。年間5万円の配当です。つまり、100万円投資して年間で5万円資産が増えることになります。
この数字を見たときに、あなたはどのような感想を持ちますか?
あなたが投資初心者であれば「100万円投資してたった5万かよ・・・」と思うかもしれません。また、あなたが投資に対して精通しているのであれば「なんて素晴らしい商品なんだ!」と思うかもしれません。
この点については人によって捉え方は様々ですが、株やFX、もしくは仮想通貨などで”一攫千金”が頭の中にチラついている人であれば、不動産クラウドファンディングは”物足りない”と思うでしょう。
『不動産クラウドファンディングは儲からない』と考えている人は、そもそもこれらの投資が比較対象にはならないため、同じ物差しで比較していないということになります。
あなたは、不動産クラウドファンディングと上場企業の経営者を比較して『不動産クラウドファンディングは儲からない』とは思わないはずです。それと同じくらい、比較対象がズレているのです。
72の法則をご存知ですか?
『72の法則』をあなたはご存知でしょうか。
あなたが、一般的な投資家でコツコツと長期的に投資をしていくことが最適ではないかと薄々感じ始めたのであれば、ぜひ知っておきたい方程式です。
『72の法則』とは、投資においてあなたの投資元本が2倍になる年数と年利を算出する方程式です。
100万円を200万円にしたい場合に必要な年数は、「72÷5%=14.4年」ということになります。
100万円を10年で200万円にしたいなら、「72÷Y%=10年→Y=72÷10」となり、7.2%の金融商品に投資しなければならない、ということになります。
同じような計算式で『115の法則』というものもあります。これは、あなたの投資元本が3倍になるために必要な年数や年利を計算するための方程式です。
このように、長期的な視点でコツコツ投資をしていくことで誰でも簡単に、資産を倍にしたり3倍にしたりすることが可能です。
あとは、あなた自信が老後にいくら必要なのか?月々の所得からいくらを資産運用に回すことができるのか?を考えるだけです。
ここから先は、一人ひとりの問題になりますし、必要であればファイナンシャルプランナーのような専門家に相談してみるのも一つの手かもしれません。
私たちの方でも、今後投資資金を捻出するための方法について、ブログを通じて発信できればと考えていますのでご期待下さい。
不動産クラウドファンディングで誰もが簡単にミリオネアの仲間入り!
私たちは、何も短期的に一攫千金を狙うような情報やノウハウを提供しているわけではありません。ハッキリいいますが、そんなノウハウがもしあった場合、誰にも教えることはありません。その理由は、自分たちでそれを実践した方が儲かるからです。
しかし、私たちが今お伝えしている『長期的にコツコツと投資をし続ける』ということは、ノウハウでもなんでもなく誰もが、努力と忍耐力で実現できる、極めて再現性の高い手法になります。
不動産クラウドファンディングへの投資は、予め投資の期待値が見極めやすいというメリットがあります。
これは、株式投資や投資信託にはない特徴です。
あなたが今、30歳で65際までに用意しておきたい金融資産の額が決まっているのなら、72の法則、115の法則によってシュミレーションして淡々と実行していくだけです。
もしあなたが一攫千金を狙いたいなら絶対に不動産クラウドファンディングには投資しないで下さい
これまでの説明で、不動産クラウドファンディングの魅力とその再現性に魅了された方も多いと思います。
そして「これなら僕にもワタシにも出来る」と老後資金に対する不安も少しは払拭されたのではないでしょうか。
私は投資を語る上で「儲かる」という単語を好んで使いません。
短期間で「儲け」を出すような一攫千金を目指す方に関しては、絶対に不動産クラウドファンディングに手を出さないで下さい。
一定レベル以上の能力やスキル、知識が必要になりますが、そちらを選んだ方が得策だからです。
不動産クラウドファンディングで人生の1stステージにミリオネアになる
ハッキリ言っておきますが、不動産クラウドファンディングは”儲かりません”。ですが、人生の1stステージを通じて最も簡単にミリオネアになることができる投資手段の一つです。
一昔前は定年退職後の人生を『余生』と呼んでいました。
人生100年時代と呼ばれる今では、定年退職後の生き方の方がある意味重要になり、それを人生の2ndステージと呼んだりもします。人生の2ndステージにおいては、1stステージで築いた金融資産によって、その充実度が大きく変わってくることは言うまでもありません。不動産クラウドファンディングを通じて、あなたは人生の2ndステージで幸先の良いスタートを切ることができるのです。
1stステージでミリオネアになれる不動産クラウドファンディングこそが、あなたの人生をより豊かなものにするのは間違いありません。