入居率を上げるための目標設定について考えてみよう
賃貸経営が順調か順調でないか。もっと言えば、成功してるかしていないか。
大家である皆さまは、何度も、「現状はどうなのか」と振り返ったことがあると思います。
そもそも、賃貸経営における「成功」とは何なのでしょうか。
目標設定の方法とその達成率で判断する
不動産を購入する段階で現実的な目標設定を行い、その達成状況で判断するべきだと考えます。
つまり、入居率をある一定のラインで “よし!" としてしまうのです。
そして、その一定ラインをクリア出来てるかどうか。で判断します。
入居率70%でもニコニコの大家
入居率70%というと、10部屋のうち3部屋が空室の状態です。
一般的にこの数字は決していい数字ではありません。(東京都の空室率が14.5%、神奈川県が16,1%、千葉県が25%、埼玉県が18.4%と言われているので、平均値を大幅に上回るということになります。)
しかし、この大家はこのような状況に全く不満や焦りを感じていません。
入居率90%でも不満気な大家
一方、不動産購入段階で期待値が高かった大家さんはどうでしょうか。
ましてや、不動産販売会社に「100%に近い稼働が期待できる」と言われていたらどうでしょうか。
きっと、不満と焦りていっぱいでしょう。もしかしたら、怒りに似たような感情を抱く人もいるかもしれません。
恐らくこういったケースでは、購入段階できちんとした目標設定や、目標をしっかり共有できる相談相手がいなかったのだと思われます。
ポートフォリオの1つとして考える
当然、稼働率100%が理想ですし、そこを目指すべきです。
しかし、非現実的な目標を設定することでの心理的な落とし穴あることも忘れないで下さい。
重要なのは、数ある投資物件の中の1つであり、"そういう物件" だと認識することです。
そこを理解し、投資目標の設定と共有ができれば、物件に対する投資のスタンスもブレずにすみます。
目標の設定と共有が大事
最後になりますが、目標の設定と共有の方法として、管理会社を上手に活用することをお勧めします。
不動産の知識も豊富ですし、地域の特性、マーケティングも一定レベルで熟知しています。
大家の皆さまには、管理会社と共に不動産を”育てる”くらいの気持ちでいてほしいと考えます。
それと同時に、管理会社を上手く利用していただきたいと思います。